らんちゅうの親魚について

良い子が産ませるためには、系統の良いしっかりとした親を選別すると確率が高くなります。
らんちゅうの場合は、子供に欠点が多く出てしまうことがあります。
その原因として、系統が良くないのに飼育技術だけで欠点が目立たないように上手に育てられた
らんちゅうを親にしているからです。
親魚に向かないらんちゅうには、系統はよくても子供に遺伝しやすいような
欠点を持ってしまったパターンです。
最低1箇所はどこかに良い所(長所)を持ったらんちゅう(頭(かしら)の肉瘤(こぶ)の出が良い、
背形が良い、尾形が良く泳ぎが良い、鱗並びが良いなど)を選び、
それぞれの長所が遺伝して良い所が組み合わされるように、オス・メスの組み合わせを考えて
子取りをします。
親魚には、3歳か4歳くらいのらんちゅう(メスもオスも)が最適です。
メスの場合、体が大きく育っていても当歳魚(明け2歳)では成熟不足で卵が小さくて親には向かない
場合がありますし、
反対にあまりにも年を取ってしまったらんちゅうも、難産になったり、産卵が遅れたりする可能性が
高くなるため親魚には向きません。

尾鰭の尾芯(びしん・中央部の芯になった親骨)が尾の付け根の鱗のある部分に食い込んでいる「サシ」
と言われる魚。尾の開きが悪く、張りのないしぼんだ尾形。
鱗が粗く大きくて、並びが不揃い。尾鰭が極端に大きい。泳ぎが極端に悪い。
頭(かしら)の肉瘤(こぶ)の発達が極端に悪い。背形が悪く、特に背中に大きな凹凸がある。
尾筒が細長くて間延びしている。これらに1つでも該当するらんちゅうは、
長所があったとしても親魚に使わない方が賢明でしょう。
以上のような点に注意して、理想のらんちゅうをイメージして親魚を選び、子取りに挑戦しましょう。